~日本人のポリフェノール摂取源~
様々な食材が手に入る現代の日本ですが、実は日本人は抗酸化成分であるポリフェノールの多くをコーヒーから摂取していることをご存知でしたでしょうか? 主に以下の食品からポリフェノールを摂取しています。
【飲料】
- コーヒー:約426mg/杯 (最も多い)
- 栽培方法、豆の種類、焙煎度、抽出方法によって含有量が変化
- クロロゲン酸、カフェ酸など
- 抗酸化作用、動脈硬化予防、糖尿病予防、肝臓保護など
- 緑茶:約292mg/杯
- カテキンが主成分
- 抗酸化作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗肥満作用、虫歯予防など
- 煎茶、玉露、ほうじ茶など種類によって含有量が変化
- 紅茶:約172mg/杯
- テアフラビン、テアルビジンなど
- 抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用、血圧降下作用など
- ココア:約180mg/杯
- カカオポリフェノール
- 抗酸化作用、血圧降下作用、動脈硬化予防、脳機能改善など
- 野菜ジュース:約100mg/杯
- 使用する野菜の種類によって含有量が変化
- 抗酸化作用、抗炎症作用、免疫力向上など
【果物】
- ブルーベリー:約360mg/100g (最も多い)
- アントシアニン
- 抗酸化作用、視力保護、疲労回復など
- イチゴ:約150mg/100g
- エラグ酸
- 抗酸化作用、抗がん作用、美肌効果など
- リンゴ:約100mg/100g
- クエルセチン
- 抗酸化作用、抗炎症作用、アレルギー抑制など
- その他:ぶどう、キウイ、柑橘類など
【野菜】
- ごぼう:約170mg/100g (最も多い)
- クロロゲン酸
- 抗酸化作用、便秘解消、高血圧予防など
- ほうれん草:約100mg/100g
- ルテイン、ゼアキサンチン
- 抗酸化作用、視力保護など
- 玉ねぎ:約40mg/100g
- ケルセチン
- 抗酸化作用、抗炎症作用、アレルギー抑制など
- その他:ナス、ブロッコリー、ピーマンなど
【豆類】
- 大豆:約100mg/100g
- イソフラボン
- 女性ホルモン様作用、骨粗しょう症予防、更年期障害緩和など
- 小豆:約80mg/100g
- アントシアニン
- 抗酸化作用、視力保護、疲労回復など
【その他】
- チョコレート:約80mg/100g
- カカオポリフェノール
- 抗酸化作用、血圧降下作用、動脈硬化予防、脳機能改善など
- ナッツ類:約30mg/100g
- ビタミンE
- 抗酸化作用、老化防止など
以上のことから日本人は多くのポリフェノールをコーヒーから摂取していることが分かりました。元々はお茶文化だった日本がコーヒーが実は一番というのは意外な真実でした。ただ食事はバランスがとても重要です。それぞれの食材に重要な栄養成分が含まれています。毎日バランスの良い食事を心がけましょう。
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