海外、日本共に植物性ミルクが注目されてきました。植物性ミルクはベジタリアンやヴィーガンの方々だけでなく一般的にもニーズが高まってきています。コーヒーと植物性ミルクを組み合わせることで味わいをさらに引き出すことができ、また特定の植物性ミルクと組み合わせることで、健康効果が相乗的に高まるケースもあります。今回は植物性ミルクとコーヒーの相性についてみていきましょう。
コーヒーに含まれる主な健康成分と効果
〇カフェイン
中枢神経を刺激して覚醒作用を促す
脂肪分解を促進し、エネルギー消費を助ける
集中力や記憶力を向上
□相性の良いミルク
→ アーモンドミルクやココナッツミルク
→ カフェインの脂肪燃焼作用を中鎖脂肪酸(MCT)がサポート
〇クロロゲン酸(コーヒーポリフェノールの一種)
強い抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ
血糖値の急上昇を抑える
体脂肪の蓄積を抑制
□相性の良いミルク
→ オーツミルクやソイミルク
→ 食物繊維(β-グルカン)やイソフラボンが血糖値の安定をサポート
〇トリゴネリン
ニコチン酸(ビタミンB3)の前駆体
血行促進や神経機能の改善をサポート
加熱すると香ばしい香り成分になる
□相性の良いミルク
→ アーモンドミルクやココナッツミルク
→ ビタミンEやMCTが血行を促進し、代謝を助ける
〇カリウム・マグネシウム
筋肉の収縮や神経の働きを助ける
むくみを防ぐ
□相性の良いミルク
→ オーツミルクやソイミルク
→ ミネラルやアミノ酸が筋肉の回復と水分バランスをサポート
おすすめレシピ
1. ココナッツミルクラテ(脂肪燃焼+集中力アップ)
材料
エスプレッソまたは濃いめのコーヒー:100ml
ココナッツミルク:100ml
MCTオイル(オプション):小さじ1
ハチミツ:小さじ1
作り方
ココナッツミルクを温めて泡立てる
コーヒーをカップに注ぎ、MCTオイルを加える
フォームしたココナッツミルクを注ぎ、ハチミツを加える
効果 → カフェイン + MCT で脂肪燃焼促進・集中力UP
2. アーモンドミルクカフェモカ(抗酸化+代謝促進)
材料
エスプレッソまたは濃いめのコーヒー:100ml
アーモンドミルク:100ml
ココアパウダー:小さじ1
メープルシロップ:小さじ1
作り方
アーモンドミルクを温めて泡立てる
コーヒーにココアとメープルシロップを加えてよく混ぜる
泡立てたアーモンドミルクを注ぐ
効果 → 抗酸化作用 + 血行促進
3. オーツミルクカプチーノ(腸内環境改善+血糖値安定)
材料
エスプレッソ:30ml
オーツミルク:120ml
作り方
オーツミルクを温めて泡立てる
エスプレッソをカップに注ぐ
フォームしたオーツミルクを注ぐ
効果 → β-グルカン + クロロゲン酸で腸内環境と血糖値安定
4. 抹茶ソイラテ風コーヒー(ホルモンバランス調整+リラックス)
材料
エスプレッソまたは濃い目のコーヒー:100ml
ソイミルク(無調整):100ml
抹茶パウダー:小さじ1
ハチミツ:小さじ1
作り方
抹茶を小量のソイミルクで溶く
残りのソイミルクを温めて泡立てる
コーヒーに抹茶とハチミツを加えてよく混ぜる
フォームしたソイミルクを注ぐ
効果 → イソフラボン + 抹茶のテアニンでリラックス
おすすめの組み合わせベスト3
脂肪燃焼 & 代謝促進 → カフェイン + ココナッツミルク + MCT
抗酸化 & 美容効果 → クロロゲン酸 + アーモンドミルク + ココア
腸内環境改善 & 血糖値安定 → クロロゲン酸 + オーツミルク + β-グルカン
体調や目的に合わせて植物性ミルクを選ぶと、さらに健康効果が期待できそうです。風味も相性が良いので楽しみながら続けていきたいですね。
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