淹れたてのコーヒーの香りはとても魅力的ですよね。 実はコーヒーには飲むだけではなく香りの成分にも健康効果があるということはご存知でしょうか? コーヒーの香り成分には、身体や精神に対するいくつかの健康効果が言われています。 以下は、一般的に言われているコーヒーの香り成分の健康効果の一例です。
- 集中力や記憶力の向上
コーヒーに含まれるカフェインは、脳の興奮を促す作用があり、集中力や記憶力の向上に効果があるとされています。また、コーヒーの香りには、カフェインと同じような効果があるとの研究結果もあります。
- リラックス効果
コーヒーの香りには、リラックス効果があるとも言われています。 コーヒーの香りを嗅ぐと、脳のα波(アルファ波)が増加することが研究で示されています。 α波は、リラックスや集中状態にあるときに増加する脳波です。
- 抗酸化作用
コーヒーの香り成分には、抗酸化作用があるとも言われています。 抗酸化作用とは、体内に侵入した活性酸素を除去する作用のことです。 活性酸素は、細胞を傷つけ、老化や病気の原因となると考えられています。 (過去のコラムに、活性酸素や抗酸化についても記事がありますので、ぜひご覧ください)
コーヒーの香り成分は、コーヒーの種類や焙煎度によっても、その含有量や効果が異なります。 なおコーヒーの香りの素になる成分には何と800種類もあるといわれています。 特に以下のような成分が、健康効果に関係しているとされています。
- アルデヒド類
- ピラジン類
- フラン類
アルデヒド類はコーヒーの独特な香りを作り出し、アーモンドやバニラのような、ほのかな甘みを生み出す成分も含まれています。
ピラジン類はコーヒーの芳ばしさ、フラン類はコーヒー特有の甘い香りを持ち合わせています。
これらの成分が複雑に絡み合って、あの独特な奥深い香りを作り出しているのです。 コーヒーの香り成分の健康効果については、まだ研究段階のものが多く、今後の研究が期待されています。
いかがでしたでしょうか? やはりコーヒーの香りには様々な健康的なメリットがあることが分かってきました。 これからもぜひコーヒーの香りと味を楽しんでいきましょう。

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